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べんべのSeikatu no Situ

生活の中で悩んでいる人や困っている人の役に立ちたい作業療法士

(あなたは大丈夫?)片足立ちでバランス機能をチェック~理想的な秒数や転倒の可能性について説明します~

 

こんにちは作業療法士のべんべです😁

 

・最近、なんかふらふらする

・向きを変えるときにバランスを崩す

・自分のバランスは大丈夫か確認したい

 

そんなときに簡単にチェックできる方法

それは ” 片足立ち  ” です

 

今回は片足立ちで何が分かるのか、どのような基準を満たせばバランスはよいと言えるのかお話出来たらと思います

 

 

片足立ちの方法

 

準備するもの

・ストップウォッチ(時間を図る為)

 ※自分で数えるのもあり

・椅子(もしもの場合のつかむもの)

 

方法

※滑らない安定した場所で行う

①両手を腰に当てる

②床から足を5cm程度上げる

③以下の条件になったら終了

 ・片足がつく

 ・足の位置がずれる

 ・大きく傾く

 

まずは1~2回練習してから行い、

左右両方を測定します

※最大で30秒

 

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片足立ちの基準は?(秒数)

 

15秒以下

☞ 歩行、移動能力が低下してきている

5秒以下

☞ 転倒の危険性が高い

 

※50代以下で、15秒できない人は概ね10%以下

 60代から徐々に増えてくる

 

片足立ちでふらつく原因

 

片足立ちでふらつく原因は1つではありません

色々な原因が重なってバランスは悪くなります

特に加齢や病気、障害などにより以下のことが

あると起こりやすくなります

 

・お尻や股関節周りの筋力の低下

・足の指や足裏の筋力低下

・股関節や足首の硬さ

・猫背や反り腰、骨盤が硬い

・足裏の感覚の障害    など

 

そしてそれらを踏まえ僕が経験上問題だと

考えることは以下の2点になります

 

★身体の硬さ(股関節や背骨、足首)

★筋力低下(体幹、お尻周り、足、足の指)

 

★身体の硬さ

ヒトは主に股関節、足首でバランスをとっています(手などもバランスには関係しています)

その為に股関節、足首が硬くなるとバランスを取りにくくなります。また猫背や反り腰になると腰の骨、骨盤が硬くなり、そこについている股関節も硬くなります。股関節、足首だけの柔らかさだけではなく、全身の柔らかさを保つことが重要です。

 

★筋力低下

股関節周りの安定のために作用してくれている筋肉は主にお尻周りについています。そして、足の向きを変えるときにそれらの筋肉が股関節を支えてくれることで安定しています。また背骨や骨盤は足から体幹にかけてついており、それらがテントのように引っ張り合うことで安定しています。足の指も重要で足の指で地面をつかむことで踏ん張りなどの作用につながっています。これらの筋力が各筋肉を補いながら働くことでバランスは保たれています

 

まとめ

 

年齢にもよりますが、

15秒以下では転倒に注意する必要があり、

5秒以下では転倒の危険性が高くなります

 

転倒は中等度から重症度の障害との関連性が高いと言われています。自分の身体を守る為、予防につなげる為にも自分の身体のチェックをしながら知識をつけて頂けると幸いです。

 

本日もありがとうございました😋

 

参考・引用:

公益財団法人 日本整形外科学会

Static one-leg standing balance test as a screening tool for low muscle mass in healthy elderly women, Aging Clinical and Experimental Research, 10.1007/s40520-021-01818-x, (2021). 

 

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