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べんべのSeikatu no Situ

生活の中で悩んでいる人や困っている人の役に立ちたい作業療法士

【立つ・歩く・座る・方向転換】TUGテストで分かるあなたの歩行能力について

 

こんにちはべんべです😊

 

・自分の身体の状態を知りたい!

・現状を知って予防したい!

・簡単に出来る測定方法はあるの?

 

今回の記事はこのような方々におススメです!

 

 

自分の移動能力を知りたい!TUGってなんのテストなの?

「運動機能が落ちてきている気がする」そう思ってもなかなかどのように判断すればいいか分からない。また「デイサービスなどで測定の記載されている紙をもらってくるけど、それが何を示しているのか分からない」

 

そこで今回は地域事業などの場面で高齢者の運動機能を図る為に使用されている

「 TUG(time up & go test)テスト 」

を利用した身体のチェック方法と判断基準について説明していきたいと思います。

 

TUG(time up & go test)テストとは?

このテストは椅子とコーンを使用して、簡単に出来る身体機能を測定するテストです。そして、高齢者の運動機能を測定する上で信頼性の高いテストといわれており、「立つ・歩く・方向転換・座る」という動作が含まれた日常生活に即したテストとなっています。

【方法】

①椅子にゆったりと腰掛ける(手を膝の上に置いた状態)

②立ち上がり3m先のコーンを回り、椅子に深く腰掛ける

※歩く速さはいつも通りの速さ

※立ち上がりと座るときも時間を測定する

 

準備するもの】

・ストップウォッチ

・椅子

・コーン

 

TUGテストの基準値は?

基準値は文献によって様々ですが

 

転倒の危険性:13.5秒

ロコモ疑い :11秒以上

 

となっています。ちなみにロコモとはロコモティブシンドロームの略で、「運動器症候群」といわれています。(運動器の障害により、日常生活に異常をきたす状態のこと)その為、上記の数値になると転倒の危険性が高いかつ、日常生活に異常をきたしやすいと言われています。

 

まとめ

今回も簡単ではありますが、日常生活と関連性のある測定方法を用いて自身の運動能力を確認する方法をご紹介しました。自身の能力またはデイサービスや病院に通っていて上記のテストの結果が気になる方は、確認してもらえるとより深く身体機能が理解できると思います。今後は病気を予防し、健康を維持していく為の情報も適宜提供していこうと思っていますので、また確認してもらえると幸いです。では次回もよろしくお願いします!

 

身体的虚弱(高齢者)理学療法診療ガイドライン.参照

日本運動器学会.参照