https://benbe1009.hatenablog.jp/

べんべのSeikatu no Situ

生活の中で悩んでいる人や困っている人の役に立ちたい作業療法士

【横断歩道を安全に渡る歩行速度知ってますか?】歩くスピードは日常生活に影響する!?

 

こんにちは作業療法士のべんべです😊

 

・歩く速さが遅くなった気がする

・以前よりも足腰の力が落ちてきた?

・速く歩くにはどうしたらいいの?

 

今回はそんな方々のお悩みを解決する内容になっています

 

 

横断歩道を渡るにはどの程度の速さが必要?

横断歩道を渡るには、最低でも1mを1秒の速さで歩く必要があると言われています。

例えば10mの横断歩道があれば、それを渡るのに必要な歩行速度は10秒。

横断歩道によっても点滅するまでの時間が異なる為、おおよその時間にはなりますが、ある程度の速さが必要ということになります。

どんな評価方法で確認するの?(10m歩行テスト)

リハビリ場面では以下のような方法で測定されています。

その方法とは「10m歩行テスト」という検査です。

 

具体的には、10mの距離(厳密には16m)を歩く速さを測定します。

 

カットオフ値(基準値)として

基本的に言われていることは(※perryらの研究より参照)

屋内自立:10mを25秒以下(1m0.4秒以下)

屋外自立:10mを12.5秒以下(1m0.8秒以下)

 

またフレイルの基準の1つに

通常の歩行速度が10m10秒(1m1秒以上)だと、

フレイルの要素があると言われています。

ということは、先ほどの横断歩道の例も考慮すると

10m10秒(1m1秒)

で歩けることが外出できる基準になるということが分かりますね!

どんな運動をしたらいいの?

足の速さを早くする。それも重要ですが、まずは転ばないことが必須です。転ばないようにする為に必要なこととして・・・・

 

・歩行補助具(杖や歩行器)の道具が必要

・筋力や可動域の改善

 

10m歩行テストを測定してみて先程のような結果がもし出たらまずは上記の内容を検討してみるといいと思います。

 

健康な方であればノルディック杖を使用することもオススメします!ノルディック杖については以前に記事を書いているのでお時間があれば確認してみて下さい!

 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

benbe1009.hatenablog.jp

 

まとめ

今回の内容で重要なこととしては、日常生活で送る上で必要な歩行速度は1秒間に1m程度歩けるとうこと。そして速度に不安がある方は杖などの補助するものを使用したり、定期的な運動が必要であることが分かります。健康な身体を維持していく為に、是非今回の知識を活用して頂ければ幸いです。

 

日本版フレイル基準,perryの研究より

高橋精一郎ら.「歩行評価基準の一考察」「横断歩道の実地調査より」.理学療法学第16巻第4号.1989)