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べんべのSeikatu no Situ

生活の中で悩んでいる人や困っている人の役に立ちたい作業療法士

作業療法士が考える自助具を使う意義-10年目の経験から分かること-

 

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こんにちは、作業療法士のべんべです照れ

 
皆さんは自助具と言うものをどのように捉えているでしょうかキョロキョロ
 
 
僕は作業療法士の10年の経験の中で、地域で対象者様と向き合えば向き合う程、必要なものであると感じています。
 
 
僕の所属している職場は、難病や脳卒中の方が利用されています。
今までは、自分の技術を磨くことで対象者の身体機能の改善に繋がり、それが生活の改善へと向かうと思っていました。
ただ、長い闘病生活をおくられている方や進行していく病気の方は、身体機能改善だけに着目していると、豊かな生活には繋がらないこともあります。
 
確かに身体機能の改善・維持に向けた介入は重要ですが、その人の出来ること、やりたいことを増やす為には機能にこだわるだけではなく、道具を使うという手段も1つではないかと僕は考えています。
 
 
そんな時に必要なのが 自助具 です
 
 
 
自助具を利用するだけで、今まで人の手を借りていたことが自分で出来るようになる為、利用するだけでも生活の質は向上します。
 
ただ僕が伝えていきたいのはただ自助具を利用するだけでは、上手くいかないことがあるということです。
 
 
療法士的な目線で見ていくと、
 
▶︎自助具は道具であり、それ相応の熟練度が
 必要となります。その為、道具の操作のコツ
 を獲得することが重要となります。
 
▶︎また身体機能に問題のある方は基本的に
 非対称的な姿勢になっていることが多く、
 どちらかに偏った動作を行なっていること
 が多いです。その為、自助具を使用する時
 も両側性の活動をなるべく促し、正中の活
 動に繋げていくことも大事となります。
 
 
 
僕は、実際の臨床の現場で自助具をいくつか作ってきた中でそう感じました。
考え方は人それぞれですが、このブログでは、僕なりの作業療法士的な視点を踏まえながら、自助具を紹介していきたいと思います。
 
本日もありがとうございましたウインク