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べんべのSeikatu no Situ

生活の中で悩んでいる人や困っている人の役に立ちたい作業療法士

睡眠時間のベストな長さとは?

 

こんにちは作業療法士のべんべです😙

 

睡眠時間のベストな時間はどの程度なのか?

ちまたでは8時間くらい眠るのがいいといわれてるけどホントなのか?

自分の睡眠時間にあてはめて不安に思うことがあると想います。

 

実際はどの程度眠るのが良いのか?

 

それは、日中の眠気が強くなく、翌日の頭がさえ、体調が優れていれば適切な睡眠時間と言えるそうです

 

 

睡眠時間のベストな長さとは?

 

何故、適正な時間が数字で表される時間ではないのか?

その理由としては、適正な睡眠時間は人によって異なり、以下の要素に影響されるからです。

 

ショートスリーパーロングスリーパー

 の関係

・発達、年齢による関係

・朝型、夜型による関係

 

 

ショートスリーパーロングスリーパーの関係

 

この世の中には長く眠れないと調子が出ない「ロングスリーパー」と短時間睡眠でも平気な「ショートスリーパー」が存在します。人口の約5~10%は存在するといわれています。

 

ロングスリーパー

 睡眠時間が9時間以上

ショートスリーパー

 睡眠時間が6時間未満

 

 

発達、年齢による関係

 

睡眠は加齢とともに短くなる傾向にあり、年齢によっても変化します。

以下の様に年を取ると基礎代謝が減少するので夜間の睡眠量は減少していきます。

 

・2歳ごろまでは  1日の半分以上

・10歳代までは   8~10時間

・成人~50歳代まで 6.5~7.5時間 

・70歳以降は    平均6時間弱

 

 

朝型、夜型による関係

 

僕たちの体温は1日の中で変化していて、朝型の人と夜型の人で違いがあります(その他、特徴も記載しておきます)

 

【朝型】

午後9時以降から体温が下がりはじめ、翌日午前3時頃に最低となる。その後、上昇し午前6時頃に高くなります

 

・就寝、起床時間がほぼ一定

・1日の体温変化にメリハリがある

・平熱で基礎代謝量が多く筋肉質

・入眠がスムーズ、眠りが深い

・成長ホルモンの分泌が良い

・熟睡感、疲労回復感が強い

・朝から食欲がわく

・始業時から仕事がはかどる

・夜の仕事効率やシフト勤務への適応力が低く、時差ボケに弱い

 

 

【夜型】

午後11時頃から体温が下がりはじめ、翌日午前7時頃に最低となる。その後、上昇していく

 

・就寝、気象時刻が日によってバラバラ

・1日の体温変化にメリハリが少ない

・低体温で基礎代謝量が低く、太りやすい

・寝付くまでに時間がかかる、眠りが浅い

・成長ホルモンの分泌が悪い

・熟睡感、疲労回復感を得にくい

・朝に食欲がわきにくい

・午前中の作業効率が低い

・夜の仕事効率やシフト勤務への適応が高く、時差ボケに強い

 

 

体温が上がると身体は「活動モード」に切り替わり、体温が下がると「お休みモード」に切り替わる

 

そのように考えると、夜型の人は朝7時に体温が最低となる為、朝にすっきりと起きられません。その為、朝活や朝練などは効率が悪く、睡眠不足になりやすいと言われています。

 

まとめ

 

日本人の睡眠充足時間の目安は6〜7時間ですが、基本的に昼間の眠気がなく、翌日の頭が冴え、体調が優れていれば、適切な睡眠時間といえます

 

睡眠時間については色々な要素が関わってくるものであり、人によって異なります。長ければ長いほど良いわけではありません。実際に米国の大規模調査では、7時間睡眠の人が8時間以上の睡眠の人に比べて寿命が長いという結果もあります。それとは逆で睡眠時間が6時間以下の人の場合は作業能力が低下し、作業ミスや事故の原因になることも多いと言われています。

その為、各個人が自分の睡眠の状況を日中の眠気や体調で把握し、自分に適切な睡眠時間を確保していくことが大事です。

 

特に作業療法士的な視点では、作業効率の低下や日中の疲労感は活動や運動を学習していく上でとても阻害な因子となります。その為、睡眠状況を把握し評価していくことも重要になると考えます。

 

参考・引用:

睡眠学入門ハンドブック.宮崎総一郎.日本睡眠教育機構

睡眠習慣セルフチェックシート.林光緒他.全日本病院出版

睡眠・生活リズム改善実践マニュアル.田中秀樹他.全日本病院出版

 


ストレスチェック時代の睡眠・生活リズム改善実践マニュアル―睡眠は健康寿命延伸へのパスポート―

 


快適な眠りのための 睡眠習慣セルフチェックノート

 

本日もありがとうございました😆